子供教育について考えさせられるオススメ本

f:id:harinezumib:20180403094925j:plain

「強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話」

まず題名からして強烈ではなかろうか。

数ページ読んだだけで、筆者の父親である「強烈なオヤジ」のすっかりファンになってしまった。

とにかく世間一般的な教育の常識とはかけ離れた教育をする「オヤジ」。が面白い。

学校よりもクリエイティブな1日にできるなら無理に行かなくてもいい

確かに。ただ自分の子供が「ゲームをもう少しでクリアできそうだから休みたい」と言ったら休ませることができるかと言われたら、わからない。

本や漫画やテレビなどの大量のメディアを教材としている「オヤジ」。そのメディアの選択と活用のタイミングが絶妙なのがすごい。

そしてリアル家庭教師として、「オヤジ」が家に連れてくるのが、芥川賞作家、旅行好きの主婦、藍染職人、バス停でたまたま知り合ったイスラエルなどなど。

そして度々「オヤジ」は思いつきで行動する。

そうだ、欧米に行こう

面白すぎる。

私は真面目すぎるくらい真面目で平凡な両親に育てられたこともあり、こんなぶっとんだ人に、少し憧れがあるのかもしれない。

出る杭をトントンと打ち付け、頭をそろえることを良しとする学校教育には疑問を感じることも多い。

教育の場が学校だけでなく、場所やスタイルにはとらわれなくてもいいよね。

この本の「強烈なオヤジ」に教育だけでなく生き方のようなものを学ぶことも多く、とにかく面白かった。

ただ奥さんは大変だったかもしれないな…


強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (徳間文庫)


強烈なオヤジが高校も塾も通わせずに3人の息子を京都大学に放り込んだ話 (一般書)